----- 2006/12/31 -----   K1および映画を観て過ごす年末
■ 年末は格闘技をTVで観る。今年はPRIDEがTV放映されないで、K1が6時間近く放映された。以前の試合もかなり放映された。私も殆どの試合を観ていたが、久しぶりに夫々の選手の試合を振り返ることが出来、それなりに良かった。今年のK1は、秋山と桜庭の試合が一番楽しみだ。そして秋山は勢いに乗っているし、強かった。桜庭は、前回の試合と同じようなパターンで敗れた。桜庭が活躍してた頃の試合も何度か観ているが、それはK1ではなくPRIDEだった。その他の試合もそれなりに楽しんだ。しかし6時間近く観るのは疲れる。まあ飲みながら観たのだが・・・またTV,DVDなどで映画も観る。”レニー・ブルース”、”The 有頂天ホテル”、”理由”、”ホテル ハイビスカス”、”The Last SAMURAI”、”Pirates of the Caribbean”など、そして久しぶりに観たいと思っていた”THE HOTEL NEWHAMPSHIRE”を観る。ジョン・アーヴィング原作、トニー・リチャードソン監督の作品でコラムの影響を受けた映画覧にも載せているがとっても良い。人生はおとぎ話で、夢は儚く逃げるけれども追いかけることを諦めない。そして人生は続いてゆく。

----- 2006/11/28 -----   Janis Joplin ブルース、R&B を聞いて
■ 1961年テキサス州のポート・アーサーというメキシコ湾に面したアメリカの田舎町に燻っていたJanis Joplinは町で出会った男とサンフランシスコへ行くが18,9の田舎娘は酒と薬でボロボロになって戻ってくる。その後サンフランシスコのロックバンド”ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー”にボーカルとして加わり一流のブルース、R&Bの歌手となっていくのだ。酒と薬、男との愛におぼれながらも、あのしわがれ声で歌う ”Summertime”,”Ball and Chain”,”Maybe”,”Move Over”,”Me and Bobby Mcgee”など聞いていると1969年の映画のシーンを思い出しせつない気持ちになる。1968年から1971年に渡って発表された曲で、Janis Joplinは1971年ホテルの一室で片手に5ドル札を握り締めオーバー・ドープで亡くなるのだ。僅か28歳なのだ・・・

----- 2006/9/30 -----   K-1 WORLD GP 2006 を観て思うこと
K−1WORLD GP 2006. IN OSAKA 開幕戦を観る。もちろんお酒を飲みながら。今回はワインだ。オーストラリアのJ・Jマクウイリアム カベルネ・メルローだ。そして今大会は、凄い格闘家がそろったのだ。もう年齢的にはピークを過ぎているが、過去の実績は誰にも破ることは出来ない(4times 優勝)、凄いアーネスト・ホースト。私も何度も彼の試合を観ている。2003,4年の覇者レミー・ボンヤスキー、2005年覇者セーム・シュルト、武蔵、優勝こそしてないが実力者のジェロム・レ・バンナ、そして嘗てのボブ・サップのように勢いがあり、CMなどにも引っ張りだこの韓国の巨人チェ・ホンマンなど・・・優勝もしているピーター・アーツが体調不良で参戦できなかったのは残念だが。誰が勝ち残っても不思議ではない格闘家ばかりだ。そして全ての試合内容に満足し、とても興奮した。暮れの決勝戦が楽しみだ。いろんな意味で興奮したり、涙を流したりすることは良いように思う。感情を面に出さず、押し殺した冷静さということもあるが・・・

----- 2006/8/23 -----   エリック・クラプトン 
 ポール・マッカートニーのライブ映像を観て
■ エリック・クラプトンの「Reptile」2001年8月17日ロサンゼルス・ステイブルズ・センターでのコンサートのライブ映像を観た。エリック・クラプトンは2004年9月20日(1990年〜91年のアルバートホールでのライブ)、12月15日(1986年バーミンガムでのライブ)にも載せているが、観る機会があったということで、観たいと熱望していたわけではない。昔のCREAM時代60年後半から70年代の素晴らしさを求めるのヤボというもの・・・。演ってる曲で、・Change The World、・River On Tears、・Wonderful Tonightが良い。 またポール・マッカートニーの1993年のワールド・ツアーのライブ映像も観た。ポール・マッカートニーも2004年8月9日に載せている。2003年5月に行われたロシア(赤の広場)でのライブだ。今回のライブ映像も60年代のビートルズ時代の懐かしい曲・Drive My Car〜Hey Judeまでたくさん演っている。特にHey JudeとウィングスでのLive and Let Dieでのパフォーマンスが曲と合っていて、とても良い。ビートルズやウィングスを良く聞いていた頃はライブ映像を観た事がなかったが、今それらを観ていても素晴らしいライブパフォーマンスだと思う。

----- 2006/7/26 -----   サスティナブル社会学シンポジュームそして浅草
アサヒビール学術振興財団によるサスティナブル社会学のシンポジュームに参加した。浅草のアサヒ・アートスクエアで開催されたものだ。久しぶりに浅草へ行った。数年前に通信販売システムの開発で浅草で仕事をしていたので、浅草では良く飲んでいた。そして今回浅草のアサヒビール吾妻橋ビルでのシンポジュームだったので、JR浅草橋駅からゆっくり歩いて行った。懐かしいこのコースを歩みながらほとんど変わっていない景色にシステムの開発をやってた頃を思い出し、藪そばの並木まで行き店に入った。ビールとざる蕎麦を頼みゆっくりと時間を潰しアサヒ・アートスクエアに行った。サスティナブル社会実現のために経済・政治・科学は如何にあるべきか?など有意義なシンポジュームであった。帰りには懐かしの浅草を散策し、居酒屋で飲みながら昔を懐かしく思った。

----- 2006/6/30 -----   久しぶりの更新そしてK−1ワールドMAXを観て
ここ数ヶ月忙しくしていたし、パソコンが壊れたりしていたので更新していなかった。作品も10点程制作しているし、映画も観ている。白いカラス(ロバート・ベントン 2003年)、狗神(原田眞人 2001年)、マルティナは海(ビガス・ルナ 2001年)など。またK-1ワールドMAXを観る。決勝トーナメントだ。一晩で3試合戦うのだ。強さと強靭な体力が要求されるのだ。魔裟斗の試合はMAX当初から観ているし、動きがシャープでパンチが強い。しかしアンディ・サワーには完全に負けたのだ。ラッキーなパンチとかで負けたのではなくキックとパンチのコンビネーションで負けたのだ。残念だが・・・アンディ・サワーが去年は予期せぬ優勝だったと思うが、優勝したことでより強くなったのだ。それはいろんな世界であることだ。何かがきっかけで自身を持ちより素晴らしくなっていくということ・・・さらにすごかったのはプアカーオだ。プアカーオの試合も何回も観ているが、今回のプアカーオは強かった。そして優勝したのだ。だが試合で魅せた強さの裏には並々ならぬ努力があることを忘れてはならない。

----- 2006/2/26 -----   2月の雨そして映画”魚と寝る女”を観て思うこと
■ 一日中雨で、空はどんより、張りつめた空気は冷たく、終日家で過ごし、韓国キム・ギドク監督2001年制作作品”魚と寝る女”を観る。素晴らしい作品である。人間に対する表現の追求に私は強く心打たれた。朝霧の立ちこめる静かな沼に小舟を漕ぎだし、幻想的な風景の中に飲み込まれていく男と女。雨の中釣り用の浮き家から足を水の中に垂らし、何も語らず水面を打つ雨の音と時間だけが過ぎてゆく、とっても印象的なシーンがあるのだ。嘗て観た映画で雨のシーンが印象的な作品を思い出だした。1950年黒沢監督制作”羅生門”、荒れ果てた羅生門に降る雨・・・、1976年大島監督制作”愛のコリーダ”戦争への足音が響くようになった頃の色町に降る雨の中番傘を差して・・・等。雨の日は一日窓の影。嘗て雨の日の印象を短歌で詠っている。(この時季のことではないが)  六月の雲が流れる夕暮れの哀しき音は窓を打つ雨。

----- 2006/2/15 -----   2月の御宿そして太陽に纏わる想い
■ 久しぶりに御宿へ行った。2月中旬だというのにとても暖かく4月頃の気温だと言うことだ。芝の庭園に1日いたので、芝からの陽の照り返しで日焼けもしたのだ。この季節に・・・太陽の光は偉大で、古代ギリシャ人は”太陽は天空を翔るヘリオス神の4頭立て馬車”であったり、古代ペルー人にとっては、太陽は”神”であって崇めていたのだ。現代科学では太陽は45億年前に誕生し、核融合のエネルギーで輝き、核融合によって放出するエネルギーは石油にすると、たった1秒間でドラム缶10の16乗本分にもなる。そして地上の生命にとって、かけがえのないものとなっている。太陽程度の大きさの恒星は100億年の寿命で、後50億年後には赤色巨星となり太陽系の惑星を飲み込み大爆発して寿命を閉じるのだ・・・そして夜は”松よし”で酒と御宿近海の魚貝を楽しんだ。

----- 2006/1/21 -----   雪に纏わる想い
■ 雪が降った。日本海側は、大雪で被害も出ていて、それに比べると大した事はないのだろうが、それでも車のスリップ事故、転んで怪我をした者とか被害もでている。私は何事をも楽しみに変換する術を保っているので、雪かき等楽しんでやろうかなと思っていたのだがそれ程積もらなかった。去年を思い出していた。3月の雪で雪掻きを楽しんでやったことをHPに載せている。またスキーにも良く行ったものだ。かなり昔になるが北海道富良野、苗場、蔵王など、そしてカナダのウィスラー、雪が降ると思い出す。雪に陽の光が反射する様は美しい。キラキラと輝いて、影の部分はほんのりと青みがかかていて、光と影のコントラストがとても良い。田舎では雪の日に山の方へゆくと、きれいな雪の原が広がっていてところどころ足跡が付いている。それは山鳥の足跡だったり野うさぎ、狸の足跡だったりすのだ。嘗て機関誌に載せた1文も鮮明に思い出す。
雪のしんしんと降る東北への旅、スキーをかついで仲間と・・・長い道程、車をとばして、ガスっていて周りが白いベールに包まれた幻想的な風景の中へ消えてゆく旅人達。忘れられない古びた居酒屋。田舎のおばちゃんと娘さんが働いていた後ろ姿。色々なことを話して、帰るときは、すこし物悲しさをおぼえた。また訪れてみたいそんな簡素な古びた村。